キーワード選定完全ロードマップ

皆さんは「キーワード選定」という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。しかし、具体的にキーワード選定とは何をすればいいのか、やったらどんな効果があるのかが分からない、やることや意義が分からずに何となくブログを書いてしまっている方も多いのではないでしょうか。実際、初心者の方にはそうした悩みを抱える方が非常に多いです。過去の僕も同じように、なんとなく記事を書きまくって、結果的に無駄な記事をたくさん作ってしまいました。

しかし、厳しいことを言うと、キーワード選定をしない限り、ブログで結果を出すことは難しいです。

結果を出したいなら、しっかりとしたキーワード選定を軸にしてサイト設計へとつなげていく、このポイントを押さえなければいけません。つまり、サイト設計、サイトを作るための設計図を描く上で、キーワード選定は欠かせないものになります。

今回の動画では、基礎編と応用編に分けて、徹底的に手順を解説していきます。キーワード選定が何をするものか、どんな効果があるのか、現時点でわからない方でも大丈夫です。この「キーワード選定完全ロードマップ」の基礎編と応用編を見て、やるべきことや手順を学んでください。

では早速、今回のテーマに入ります。

テーマは一つだけ、「キーワード選定の手順5ステップ」です。この5つのステップを基礎編と応用編で紹介していきます。ただし、5つの手順を一度に解説すると長くなりすぎて分かりにくくなるので、まずは手順のうち3つを基礎編で解説します。

まず、全体像を把握するためにキーワード選定の手順5つを先に読み上げます。

1つ目が「想定読者を決める」、2つ目が「想定読者が調べるキーワードを洗い出す」、3つ目が「ツールを使って全てのキーワードを洗い出す」です。基礎編ではこの3つを解説し、応用編では4つ目の「月間検索ボリュームを調べる」、5つ目の「不要なキーワードを削除する」、6つ目の「サイト構造・カテゴリーを考える」までを網羅して手順を解説していきます。

想定読者を決める

では、基礎編で解説する1つ目の「想定読者を決める」ことから始めます。

まず、キーワード選定を始めるときに、いきなりキーワードを調べるのではなく、誰に何を伝えたいのか、あなたはブログで何を伝えたいのか、どんな人に向けて発信するのかを明確にする必要があります。

例えば、筋トレブログを運営すると決めた場合、誰に読んでほしいかを決める際の悪い例としては、「なんとなく筋トレに興味がある人向けに書くブログ」です。多くの人がこう思うかもしれませんが、実際には多くのブログはそうではありません。

正しい例としては、「20代男性、会社員、独身で、仕事終わりの深夜にしか筋トレをする時間がない人向けのブログ」といったように、具体的に絞り込むことです。漠然と筋トレをしている人全般に向けるのではなく、具体的にターゲットを絞ることで、あなたが伝えるべきことが明確になります。

ターゲットを絞らないと、結果的に誰にでも向けた内容になってしまい、誰の心にも響かないブログになってしまいます。個人ブロガーは、狭い層であっても、その層のお客さんをしっかりとファンにすることが必要です。そのためには、想定読者（ペルソナ）を事前にしっかりと決めることが、キーワード選定において非常に重要です。

2つ目が「想定読者が調べるキーワードを洗い出す」

次に、手順2つ目の「想定読者が調べるキーワードを洗い出す」に進みます。想定読者を決めたら、その人がどんなキーワードを調べるのかを考えます。この時、まずはツールを使わず、自分自身の頭で想定読者が調べそうなキーワードを紙に書き出してみましょう。例えば、20代男性会社員で、深夜しかトレーニングできない人が調べそうなキーワードを洗い出します。

30分間、ひたすら考えてキーワードを書き出すことで、想定読者の気持ちになって考える力が養われます。この作業をすることで、無駄なキーワードを避け、より効果的なキーワードを見つけることができます。

3つ目が「ツールを使って全てのキーワードを洗い出す」

そして、手順3つ目「ツールを使って全てのキーワードを洗い出す」に進みます。ツールを使って、手元にあるキーワードリストに関連するキーワードをさらに洗い出します。キーワードプランナーやUberサジェストなどのツールを使って、できるだけ多くの関連キーワードを網羅していきます。この段階では、不要なキーワードや検索ボリュームが少ないキーワードも含めて、リストに追加します。

ここまでの作業で、たくさんのキーワードがリストアップされた状態になります。このリストをもとに、次の応用編では、いらないキーワードを削除し、最終的にサイトのカテゴリーや構造を考える作業に進んでいきます。応用編では、このリストをどのように使って、効果的なサイト構造を作るかを詳しく説明します。

この基礎編で紹介した手順をしっかりと理解し、実践していくことで、SEO対策の基盤が作れます。このキーワード選定はサイト設計の重要な基礎となる作業ですので、時間をかけてしっかりと行ってください。

最後に、現代の日本経済や生活コストが上昇している現状についても触れておきます。年収が伸び悩む中で、副業やフリーランスとしてのスキルを磨き、収入の柱を増やすことが、これからの時代に必要不可欠です。私自身も、会社員時代にその重要性を痛感し、副業に挑戦することで今の成功を掴みました。

キーワード選定の基礎編では、なぜキーワード選定が重要なのか、そしてキーワード選定の手順1〜3について説明してきました。後半では、手順4〜6に進んでいきます。では早速内容に入りましょう。

まず、手順4番、5番、6番を読み上げます。手順4は「月間検索ボリュームを調べる」、手順5は「不要なキーワードを削除する」、手順6は「サイト構造・カテゴリーを考える」という3つです。

基礎編で説明した通り、皆さんの手元には想定読者が調べそうなキーワードをまとめたスプレッドシートがあると思います。そのデータを基に、次にどのキーワードを攻めるのかを選択し、その後どのようにカテゴリー分けをするのかという話を進めていきます。

手順4「月間検索ボリュームを調べる」

まず、手元にあるキーワードデータを使い、キーワードプランナーで月間検索ボリュームを調べてください。実際の操作方法も説明していきます。まず、キーワードプランナーを立ち上げ、有料プランか、広告を1円でも出稿しておけばより詳しい検索ボリュームや状況が分かるので、広告の設定をしておくことをおすすめします。次に、キーワードプランナーで「検索ボリュームと予測データを確認する」を選択し、スプレッドシートにまとめたキーワードを入力し、開始ボタンを押します。

次に表示される検索ボリュームデータをダウンロードします。CSV形式でデータを出力し、そのデータを開いたら、月間検索ボリュームの列だけを残して他は削除します。これで、対象のキーワードと月間検索ボリュームの一覧表が手に入ります。

手順5「不要なキーワードを削除する」

次に、不要なキーワードを削除する作業に移ります。まず、検索ボリュームが0のキーワードは削除しましょう。これは書いても誰も見ないため、無駄になります。また、重複しているキーワードや、意味は違っても内容が似ているキーワードも削除します。

ここでキーワードの精査には2つの視点が必要です。1つ目は「集客力のあるキーワード」、2つ目は「コンバージョン（制約）に繋がるキーワード」です。集客力のあるキーワードは、検索ボリュームが大きく、上位を取ればアクセスが増えるもの。コンバージョンキーワードは、購入を意識して検索されるキーワードです。これらを元に残すべきキーワードを決定します。

手順6「サイト構造・カテゴリーを考える」

最後に、サイトの構造やカテゴリーを考えていきます。トップページに関連するカテゴリー、その下に個別の記事を配置する形がオーソドックスなサイト構造です。カテゴリーは、検索ボリュームの大きいキーワードを元に設定し、それに関連する子記事を整理して配置します。

この段階で重要なのは、全体の構造を考え、記事同士を内部リンクで結びつけることです。これにより、サイトの評価も上がりやすくなります。また、商品を売る「収益記事」や「キラーページ」を設定して、そこにアクセスを誘導することも重要です。自社商品を持つ場合には、リストマーケティングの導入も考慮します。

以上がキーワード選定の後半の手順です。最後まで取り組むことで、ブログで成果を上げるための強固な基盤が築けます。