どんなに素晴らしい内容を発信していても、
重いサイト・使い勝手が悪いサイトでは検索上位は獲れません。
また、セキュリティも確保されているかは重要です。
Googleで検索上位を取るためのもう一つの重要な要素は、
ユーザー体験の向上です。
これらの、サイト構造に関する対策のことを、
テクニカルSEOと言います。
サイト表示を軽くし、全体を使いやすく、安全にしましょう。
Googleの掲げる理念の⓶遅いより早い方がいいという言葉の導線は、
ここで回収されます。
SEO成功のための必須条件 スピード
SEOを成功させるために、サイトのスピードは必須条件の一つです。
特に、ページの読み込み速度はユーザー体験(UX)に大きく影響し、
Googleの検索アルゴリズムでも重要な評価基準となっています。
ページが速く読み込まれることで、ユーザーが離脱するリスクを減らし、
結果的に検索順位も向上させることができます。
スピードが重要な理由
- ユーザー体験(UX)への影響
読み込みが遅いページは、ユーザーがストレスを感じやすく、すぐに他のサイトに移動してしまう可能性が高まります。
Googleはユーザーの体験を最優先にしているため、UXが悪いサイトは評価が下がりがちです。 - Googleの評価基準
Googleの検索アルゴリズムは、サイトのスピードをランキング要素として組み込んでいます。
ページの読み込みが速いサイトは、検索結果で優位に立つ可能性が高くなります。
特にモバイルユーザーが増えている現代では、モバイル端末での速度が非常に重要です。 - 直帰率の低減
ページが遅いと、ユーザーはそのページにたどり着く前に戻るボタンを押してしまうことがあります。
これは直帰率の上昇を意味し、サイトの評価を下げる要因となります。直帰率が低いサイトは、ユーザーが有用なコンテンツを見つけやすいとGoogleに評価されやすくなります。
ページスピードインサイト(PageSpeed Insights)
Googleが提供しているPageSpeed Insightsは、ページ速度の評価を行うための非常に便利なツールです。
このツールを使えば、あなたのサイトのページ読み込み速度を計測し、改善すべき点を具体的に教えてくれます。
PageSpeed Insightsは、デスクトップとモバイルの両方でページがどのように表示されるかを分析し、それぞれにスコアを付けます。
Googleの基準に基づき、100点満点でスコアリングされますが、90点以上が理想的なスコアとされています。
PageSpeed Insightsで確認できる主なポイント
- 読み込み速度(First Contentful Paint: FCP)
ページがユーザーに最初に何かを表示するまでの時間。
この時間が短ければ短いほど、ユーザーはページが速いと感じます。 - インタラクティブになるまでの時間(Time to Interactive: TTI)
ページが完全に読み込まれ、ユーザーが操作できる状態になるまでの時間。 - 総合パフォーマンススコア
サイトの全体的なパフォーマンススコアは、複数の要素を総合的に評価して算出されます。90以上のスコアを目指すのが理想です。 - 改善ポイントと提案
PageSpeed Insightsは、具体的にどこを改善すべきかを教えてくれます。たとえば、画像を圧縮する、キャッシュを活用する、JavaScriptやCSSの最適化をするなどの提案が表示されます。
ページ速度を改善する具体的な方法
- 画像の最適化
画像はWebページの中で大きなデータ容量を占めることが多いので、Webp形式に変換するなどして軽量化します。 - ブラウザキャッシュの活用
ユーザーが同じページに再訪した際に、キャッシュを利用して素早く読み込むことができるように設定します。 - 不要なコードの削除
使用していないJavaScriptやCSSを削除することで、ページの読み込みを高速化できます。 - コンテンツ配信ネットワーク(CDN)の活用
サイトのコンテンツを世界中のサーバーに分散させ、ユーザーに最も近いサーバーからコンテンツを配信することで、読み込み速度を向上させます。
まとめ
サイトのスピードは、SEO成功のために絶対に無視できない要素です。PageSpeed Insightsを使って自分のサイトの速度を確認し、提案された改善点を実行することで、検索順位の向上とユーザー満足度の向上が期待できます。
・WEBP化
画像はWebページの表示速度に大きく影響を与える要素のひとつです。特に、大量の高解像度画像を使用しているサイトでは、画像が重いためにページの読み込みが遅くなり、結果としてユーザー体験が悪化し、SEOにも悪影響を及ぼします。そこで、画像のWEBP化が有効な対策となります。
WEBPは、Googleが開発した画像フォーマットで、従来のJPEGやPNGよりもデータ容量を大幅に削減できるため、軽量化と高画質を両立することができます。この形式に変換することで、ページの読み込み時間を短縮し、ユーザー体験を向上させることが可能です。
画像を軽量化する方法
画像をWEBP化するために、以下のツールを活用することが推奨されます。
- Squoosh(オンラインツール)
Squoosh.app は、簡単に画像を軽量化し、WEBP形式に変換できる便利なオンラインツールです。ブラウザ上で動作し、数クリックで画像を圧縮・変換できるため、技術的な知識がなくても手軽に使用できます。- 使い方は非常にシンプルで、画像をドラッグ&ドロップするだけで、右側に圧縮後の画像が表示されます。圧縮率や画像フォーマットも細かく調整できるので、品質と軽量化のバランスを自分で選ぶことが可能です。
- Photoshop(デザインツール)
もしPhotoshopなどの画像編集ソフトが手元にある場合は、それらを使っても効率的に画像の圧縮や最適化が可能です。Photoshopでは「Web用に保存」機能を使うことで、JPEG、PNG、WEBPなどの形式で画像を軽量化することができます。Photoshopの高度な編集機能を活用すれば、画質を保ちながら最適な圧縮が可能です。
画像を軽量化するメリット
- ページ表示速度の改善:
軽量化された画像は、ページの読み込み時間を大幅に短縮します。特に、モバイルユーザーや低速回線を使用しているユーザーにとって、サイトのパフォーマンスを向上させる重要な要素となります。 - SEOの向上:
ページの読み込み速度が改善されると、Googleはそのサイトを高く評価します。結果として、検索エンジンでのランキングが向上する可能性が高まります。 - ユーザー体験の向上:
サイトの表示が速くなることで、ユーザーはストレスなくページを閲覧でき、離脱率の低下や直帰率の改善につながります。
まとめ
画像の軽量化は、サイトのパフォーマンスを高め、SEOにも良い影響を与えるため、非常に重要な施策です。Squooshなどのツールを活用して画像をWEBP形式に変換し、サイト全体の速度を改善しましょう。また、Photoshopなどを使った高度な編集も有効です。これにより、ユーザーに快適な体験を提供しつつ、検索エンジンでの評価を向上させることが可能です。
画像の遅延読み込み
WordPressでは画像が多くなるほど、
・コアウェブバイタル
・ユーザー体験
Googleでは、「遅いより早い方がいい」という特徴があります。
これには、二面的な意味があると考えます。
- サイトの表示速度の速さ(表示スピード)
- ユーザーの課題解決の速さ(解決スピード)
まず、表示速度の速さに関しては技術的なエンジニアの力が必要です。
測定にはコアウェブバイタルが有効です。
コアウェブバイタル測定にかけることで、合格不合格が分かります。
表示速度が速く、ユーザーの悩みを早く解決できるサイトには、ユーザーエクスピアレンス良好が灯ります。
この指標はGoogleから認められたことという意味になり、アクセスが20%~30%は底上げできます。【エクスペリエンスの図★】
もう一つが、ユーザーの課題をできるだけ素早く解決するという視点です。
Googleで検索したユーザーの悩みをスピーディーに解決できるサイトが有益なサイトです。ユーザーの悩みを、そのサイトを閲覧することで解決できたのか?という視点を持つことが重要です。つまり、課題を納得感をもってパワフルに解決する必要があります。そして、それを他のサイトにはさせない事を意識しましょう。
コンテンツの内容を、簡潔で分かりやすくするなど、の工夫が必要です。
また、資金に余裕があれば、amp対応という方法もあります。でも面倒です。
【コンビニの図★】
モバイルフレンドリーファースト
サイトを開いてからすぐに表示されないもたもたしたサイトはすぐ閉じたくなってきますよね?これでは、直帰率が激増してしまいます。例えると、自動ドアが壊れているコンビニのようなものです。こんな状態では、誰にもまともに見てもらえません。
モバイル環境では、様々な人が居ますし、速度制限がかかっている人もいます。
サイトがどれだけ速く表示されても、ユーザーが使いづらければすぐに離脱してしまいます。
これがサイトの評価に影響し、結果的に検索順位を下げる可能性があります。
特に、モバイルフレンドリーなデザインが求められます。多くのユーザーがスマホを利用しているため、スマホでの表示が快適であることは不可欠です。
また、コアウェブバイタル(Core Web Vitals)という指標も、検索順位に大きく影響を与えます。これは、サイトの表示速度、反応性、視覚的な安定性などを測定するGoogleの新しい基準で、これらが基準を満たしていないと順位が落ちるリスクがあります。これらの要素に基づいて、画像の最適化やサーバーのパフォーマンス調整が重要となります。
次に、SSL化も忘れてはいけません。Googleは安全なサイトを高く評価しており、SSL(Secure Sockets Layer)で保護されたサイトはSEOにおいて優位になります。これにより、ユーザーのデータを安全に保ち、信頼性を向上させることができます。
さらに、サイト構造もテクニカルSEOの一部です。Googleのクローラーがページを正確に理解しやすくするために、XMLサイトマップやrobots.txtを適切に設定することが求められます。これにより、重要なページがGoogleによって効率的にクロールされ、インデックスされるようになります。
最後に、AMP(Accelerated Mobile Pages)対応も、モバイルサイトの表示速度を劇的に改善するための技術です。AMP対応により、特にモバイルユーザーに対して瞬時にページが表示されるようになり、より良いユーザー体験を提供できます。
これらのテクニカルSEOの要素を取り入れることで、Googleの検索アルゴリズムがあなたのサイトをより高く評価し、検索上位にランクインする可能性が高まります。
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