WordPressのインストールは、基本的に3つのステップで完了します。まず、サーバー契約をして、その後、ドメインの設定とWordPressのインストールを行います。以下では、具体的な手順を解説します。
ステップ 1: サーバー契約をする
- レンタルサーバーを選ぶ
- サーバーにはいくつかの種類がありますが、初心者には以下のレンタルサーバーが人気です:
- エックスサーバー(Xserver)
- ロリポップ
- さくらのレンタルサーバ
- ConoHa WING
- 各サーバーにはそれぞれ特徴がありますが、初心者向けで多機能なエックスサーバーやConoHa WINGがよく使われています。
- サーバーにはいくつかの種類がありますが、初心者には以下のレンタルサーバーが人気です:
- プランを選択
- サーバーの契約には、いくつかのプランがあります。多くの個人ブログや小規模ビジネスサイトであれば、基本プランで十分です。将来的にアクセス数が増える場合には、上位プランにアップグレードすることも可能です。
- アカウントの登録
- サーバーの公式サイトからアカウントを作成し、登録フォームに必要な情報を入力します。これにはメールアドレスや住所、支払い情報(クレジットカードなど)が含まれます。
- 契約の完了
- サーバー契約を完了させると、ログイン情報やサーバー管理パネル(コントロールパネル)のURLなどがメールで送られてきます。これらはWordPressのインストールに必要なので、必ず保管しておいてください。
ステップ 2: ドメインの取得と設定
- ドメインの取得
- サーバー契約と同時にドメインを取得できるサービスがほとんどです。エックスサーバーやConoHa WINGなどでは、契約時に無料ドメインを取得できる場合があります。
- ドメインは、あなたのウェブサイトのアドレスになります。例えば、「example.com」のような形です。
- ネームサーバーの設定
- ドメインを取得後、レンタルサーバーとドメインを結びつけるために、ネームサーバーの設定を行います。多くの場合、レンタルサーバーの管理画面でネームサーバーの情報を設定できますが、すでにサーバー側で自動設定されている場合もあります。
- 通常、以下のようなネームサーバー情報をサーバー管理画面に設定します:コードをコピーする
ns1.example.com ns2.example.com
ステップ 3: WordPressをインストールする
- サーバー管理画面にログイン
- サーバーのコントロールパネルにログインします。エックスサーバーやConoHa WINGには、「サーバーパネル」と呼ばれる管理画面があり、ここからWordPressを簡単にインストールできます。
- WordPress簡単インストール機能を利用する
- 多くのレンタルサーバーには「WordPress簡単インストール」機能があります。この機能を使えば、サーバー設定やデータベースの作成などを自動で行ってくれます。
- サーバーパネルにログイン。
- 「WordPress簡単インストール」もしくは「アプリケーションのインストール」を選択。
- インストールするドメインを選択。
- サイトタイトル、ユーザー名、パスワード、メールアドレスを入力。
- インストールボタンをクリック。
- 手動でWordPressをインストールする(オプション)
- 手動でWordPressをインストールする場合もありますが、サーバーの簡単インストール機能があれば、それを利用するのが最も簡単です。
- 手動でインストールする場合の手順は、WordPressの公式サイトからWordPressをダウンロードし、サーバーにファイルをアップロードし、データベースを作成する必要があります。
ステップ 4: WordPressの初期設定
- テーマの設定
- WordPressのインストール後、最初に行うのはテーマの設定です。WordPressの管理画面から、デザインテーマを選びます。無料テーマも多数用意されていますが、ビジネス目的の場合、有料のテーマも検討すると良いでしょう。
- プラグインのインストール
- 必要な機能を追加するためにプラグインをインストールします。例えば、SEO対策のプラグインやセキュリティ向上のためのプラグインを導入します。
- 初心者向けのおすすめプラグインは以下の通りです:
- Yoast SEO: SEO最適化に必須。
- Akismet: スパムコメント対策。
- WP Super Cache: ページの表示速度を高速化。
- UpdraftPlus: バックアップを自動的に取るためのプラグイン。
- 固定ページと投稿の作成
- 初期設定が完了したら、「固定ページ」(例: プロフィール、問い合わせページ)や「投稿」(ブログ記事)の作成を始めます。
サーバー契約からWordPressのインストールは、現在のレンタルサーバーの進化によって非常に簡単にできるようになっています。サーバーの契約とドメインの設定を行い、簡単インストール機能を使えば、初心者でもスムーズにWordPressサイトを立ち上げることが可能です。
サイトをHTTPS化することは、セキュリティとSEOの両方において非常に重要です。以下は、WordPressサイトをHTTPS化するための具体的な手順です。
1. SSL証明書をインストールする
1.1 SSL証明書の発行
- まず、SSL証明書を取得します。レンタルサーバーには多くの場合、無料のSSL証明書(Let’s Encryptなど)が提供されています。サーバー管理画面で簡単に設定できます。
- 例えば、エックスサーバーやConoHa WINGなどでは、サーバーパネル内に「SSL設定」のメニューがあります。
1.2 サーバー管理パネルでSSL証明書を設定する
- エックスサーバーの場合:
- サーバーパネルにログイン。
- 「SSL設定」を選択。
- 対象のドメインを選び、「独自SSL設定追加」をクリック。
- Let’s Encryptの無料SSLを選んで設定を追加します。
- ConoHa WINGの場合:
- サーバー管理パネルにログイン。
- 「サイト管理」→「SSL」メニューを選択。
- 対象ドメインにSSLを設定し、「無料SSLの利用」を選択。
SSLの設定は、サーバーによって手順が少し異なる場合がありますが、概ねこのような流れです。設定が完了すると、サイトがHTTPS化されます。
2. WordPressの設定をHTTPSに変更する
SSL証明書をインストールしたら、WordPress側でもHTTPSに対応させる設定を行います。
2.1 WordPress管理画面でアドレスを変更
- WordPressダッシュボードにログイン。
- 設定 → 一般に移動。
- 「WordPressアドレス(URL)」と「サイトアドレス(URL)」の2つのフィールドが表示されます。
- これらのURLを「http://」から「https://」に変更します。
- 変更後、「変更を保存」をクリックします。
2.2 Mixed Content(混在コンテンツ)を解消
HTTPS化が完了したあと、画像やスクリプトなどがHTTPのまま残っている場合、ブラウザに「保護されていないサイト」として表示されることがあります。この問題を解消するために、以下の手順を行います。
3. プラグインを利用してMixed Contentを修正
HTTPS化において、特に「Mixed Content」(一部のコンテンツがHTTPのまま残っている状態)が発生しやすいです。これを自動で修正するために、WordPressプラグインを使用します。
3.1 プラグイン「Really Simple SSL」のインストール
- WordPressダッシュボードにログイン。
- プラグイン → 新規追加に移動。
- 検索バーに「Really Simple SSL」と入力。
- プラグインをインストールし、有効化します。
- プラグインを有効化すると、WordPress管理画面で「SSLを有効化する」ボタンが表示されます。これをクリックすると、サイト全体がHTTPS化されます。
このプラグインは、Mixed Content問題を自動的に修正し、サイト全体をHTTPSに対応させてくれます。
4. リダイレクト設定(http → https)
サイトをHTTPS化した場合、古いHTTPのURLから新しいHTTPSのURLに自動的にリダイレクトするように設定する必要があります。これを行わないと、ユーザーがHTTPでアクセスした場合、保護されていないバージョンのサイトが表示されてしまいます。
4.1 .htaccessファイルにリダイレクト設定を追加
- サーバーのFTPやファイルマネージャーにアクセスし、WordPressのインストールディレクトリにある「.htaccess」ファイルを編集します。
- 以下のリダイレクトコードを「.htaccess」ファイルの最初に追加します。plaintextコードをコピーする
RewriteEngine On RewriteCond %{HTTPS} off RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [L,R=301]
このコードにより、HTTPでアクセスされた場合、自動的にHTTPSにリダイレクトされます。
5. 動作確認
- ブラウザでサイトにアクセスして、アドレスバーに「鍵マーク」や「保護された通信」が表示されているかを確認します。
- もし「混在コンテンツ」の警告が出た場合は、サイト内の全てのリンクや画像が正しくHTTPSに変更されているか確認します。
6. Google Search ConsoleとAnalyticsの設定
HTTPSに切り替えた後は、Google Search ConsoleとGoogle AnalyticsでもHTTPSの設定を更新する必要があります。
6.1 Google Search Console
- Google Search Consoleにログイン。
- HTTPSのバージョンを新しいプロパティとして追加します。
- Search Consoleでは、HTTPとHTTPSは別のプロパティとして扱われるため、必ずHTTPS版も登録します。
6.2 Google Analytics
- Google Analyticsにログイン。
- 「管理」メニューに移動し、「プロパティ設定」→「デフォルトのURL」を「HTTPS」に変更します。
7. 完了!
これで、WordPressサイトのHTTPS化が完了です。HTTPS化することで、セキュリティが向上し、SEOにも良い影響を与えることができます。
Google Analytics(アナリティクス)の設定
1. Google Analyticsアカウントの作成(未設定の場合)
- Google Analyticsの公式サイトにアクセスします。
- Googleアカウントでサインインし、**「アカウントを作成」**をクリックします。
- 「アカウント名」や「プロパティの名前」、サイトの情報を入力してアカウントを作成します。
- サイトURLを入力する際、HTTPSを選択します。
- 追跡IDを取得します。
2. 既存のGoogle AnalyticsプロパティをHTTPSに変更する
既にGoogle Analyticsを使っていて、サイトをHTTPからHTTPSに変更した場合は、以下のように設定を更新します。
2.1 プロパティ設定を更新
- Google Analyticsにログイン。
- 「管理」(左下の歯車アイコン)をクリックし、プロパティ設定に移動します。
- **「プロパティ設定」を選択し、サイトURLを「http://」から「https://」**に変更します。
- **「保存」**をクリックします。
2.2 ビュー設定を更新
- **「ビュー設定」**を選択し、こちらも同様に「http://」から「https://」に変更します。
- **「保存」**をクリックして完了です。
Google AnalyticsをWordPressに連携する
Google AnalyticsをWordPressサイトで正しくトラッキングするためには、トラッキングコードを設置する必要があります。以下の方法を使用してWordPressサイトにGoogle Analyticsを連携します。
1. プラグインを利用してGoogle Analyticsを設置する
- WordPress管理画面にログインします。
- **「プラグイン」→「新規追加」**に移動し、「MonsterInsights」や「Site Kit by Google」などのGoogle Analytics連携プラグインを検索します。
- プラグインをインストールし、有効化します。
- プラグインの設定ページから、Google Analyticsアカウントに接続し、トラッキングコードを自動的に挿入します。
Google Search Consoleの設定
HTTPS化した後は、Google Search Consoleに新たにHTTPSのプロパティを追加し、サイトのインデックスや検索パフォーマンスを正確にモニタリングできるようにします。
1. Google Search ConsoleにHTTPSサイトを登録する
1.1 新しいプロパティを追加
- Google Search Consoleの公式サイトにアクセスし、Googleアカウントでログインします。
- 画面左上の**「プロパティを追加」**をクリックします。
- 「URLプレフィックス」オプションを選択し、「https://」から始まるサイトのURLを入力します。
- **「続行」**をクリックします。
1.2 サイトの所有権を確認する
Google Search Consoleでは、サイトの所有権を確認する必要があります。いくつかの方法が提供されています。
- HTMLファイルのアップロード:
- Search Consoleが提供するHTMLファイルをサーバーにアップロードし、確認します。
- HTMLタグの挿入:
- 提供されたHTMLタグを、WordPressの
<head>
タグ内に挿入します。プラグイン「Insert Headers and Footers」を使うと簡単に設定できます。
- 提供されたHTMLタグを、WordPressの
- Google Analyticsアカウントを使って確認:
- 既にGoogle Analyticsでサイトを設定している場合、この方法が簡単です。Google Analyticsのトラッキングコードで所有権を確認できます。
1.3 所有権確認後
所有権が確認されると、Search Console上でサイトのデータが表示されるようになります。
2. サイトマップの送信
- Google Search Consoleのダッシュボードで、左側のメニューから**「サイトマップ」**を選択します。
- 「新しいサイトマップを追加」という入力フィールドに、**
sitemap.xml
**と入力します(WordPressでサイトマッププラグインを使用している場合は自動生成されます)。- 例:
https://example.com/sitemap.xml
- 例:
- **「送信」**をクリックします。
サイトマップを送信することで、Googleが効率的にあなたのサイトをクロールし、インデックスに登録してくれます。
3. HTTPからHTTPSへのリダイレクト確認
Google Search Console上で、HTTPからHTTPSにリダイレクトが正しく設定されているかを確認します。HTTPのプロパティも残っている場合は、以下のように確認を行います。
- HTTPのバージョンのプロパティにアクセスします。
- 右上にある「カバレッジ」セクションでエラーがないか確認します。
- エラーやリダイレクトが適切に行われていれば、特に問題なく新しいHTTPS版が優先されるはずです。
4. 旧HTTPサイトのリダイレクト確認
Search Consoleを使って、旧HTTPサイトが新しいHTTPSにリダイレクトされているかも確認します。
- **「URL検査ツール」**を使用して、旧HTTPバージョンのURLをテストします。
- 正しくリダイレクトが設定されている場合、「リダイレクトが正しく設定されています」というメッセージが表示されます。
まとめ
これで、Google AnalyticsとGoogle Search ConsoleのHTTPS対応設定が完了です。これにより、HTTPS化されたサイトのパフォーマンスや検索エンジンでの表示状況を正確にモニタリングすることができ、サイト運営やSEO対策に有利に働くでしょう。
エディターの使い方
WordPressのテーマを選ぶ際、有料テーマである「アフィンガー(AFFINGER)」や「スウェル(SWELL)」は、多くのユーザーから高評価を受けており、特にブログ運営やアフィリエイトサイトに最適です。これらのテーマの利点を詳しく見てみましょう。
1. アフィンガー(AFFINGER)について
AFFINGERは、特にアフィリエイトサイトやブログに最適化されたテーマです。以下のような特徴があります。
1.1 SEOに強い
AFFINGERは、標準でSEOに最適化されており、余計なプラグインを使用せずにサイトのSEOを強化できます。内部リンクや外部リンクの設計がしやすく、検索エンジンでの評価が上がるように設計されています。
1.2 カスタマイズの自由度が高い
アフィンガーは非常にカスタマイズ性が高く、テーマの設定画面で色やレイアウト、フォント、ブログカード、CTAボタンなどを簡単に変更できます。HTMLやCSSの知識がなくても、ビジュアルデザインを自分好みに調整できます。
1.3 アフィリエイトに特化した機能
アフィンガーにはアフィリエイトリンクの管理機能や収益を上げるための導線を整える仕組みが整っています。例えば、「ボタン作成」「商品一覧」「ランキング表示」など、収益化をサポートする機能が豊富に用意されています。
1.4 高速表示
AFFINGERは表示速度に優れており、読み込みが速いことが特徴です。特にGoogleがサイト速度を重視する今、ページの表示速度はSEOに直接影響するため、サイトが高速であることは大きなメリットです。
1.5 多機能なプラグインが揃っている
AFFINGERには、テーマ自体のカスタマイズだけでなく、専用の拡張プラグインも提供されています。これにより、サイトの運用をさらに効率的にすることができます。
2. スウェル(SWELL)について
SWELLは、使いやすさとデザイン性に優れたWordPressテーマで、特にブログ初心者や中級者に人気があります。特徴を見ていきましょう。
2.1 使いやすいブロックエディター対応
SWELLは、WordPressの最新エディターである**Gutenberg(ブロックエディター)**に完全対応しており、直感的にコンテンツを作成できるのが特徴です。独自ブロックが多く用意されており、自由自在にページレイアウトを作成することが可能です。
2.2 デザイン性が高い
SWELLは、デフォルトの状態でも非常に美しいデザインが施されています。設定を大幅にいじらなくても、洗練されたデザインを実現できるため、デザインに時間をかけずに高品質なブログやサイトを構築できます。
2.3 高速表示
SWELLは軽量設計で、サイトの表示速度に優れています。テーマ自体が軽量で、余計なコードや機能を持たないため、ページの読み込みが非常に早く、ユーザー体験を向上させます。これもSEOの観点で非常に有利です。
2.4 初心者に優しいカスタマイズ機能
SWELLは初心者にも使いやすいカスタマイズ機能を備えており、コードを直接触ることなく、カスタマイズできる項目が豊富です。また、デザインやフォント、配色、余白なども簡単に調整可能です。
2.5 広告管理が簡単
SWELLには、アフィリエイトやGoogle Adsenseの広告管理機能が標準で装備されています。広告の挿入位置を簡単に設定できるため、収益化のための作業がスムーズに行えます。
3. どちらが良いか?
**アフィンガー(AFFINGER)**は、特にアフィリエイトを中心にしたサイト運営をしたい人向けで、SEO対策に非常に強いことや、カスタマイズ性が高い点が魅力です。アフィリエイトリンクや収益化の機能が充実しているため、収益を最大化したい人におすすめです。
**スウェル(SWELL)**は、初心者にも使いやすく、デザイン性が高いため、シンプルかつ美しいブログを運営したい人に最適です。また、Gutenbergブロックエディターを使っているため、最新のWordPress機能を活用して、直感的にサイトを構築できる点も魅力です。
どちらも有料テーマですが、以下のポイントで選ぶと良いでしょう:
- アフィリエイト重視なら、AFFINGER。
- デザインと使いやすさ重視なら、SWELL。
有料テーマは、無料テーマに比べて機能やSEO対策が充実しており、長期的に運営するサイトやブログに大きな利点があります。AFFINGERやSWELLは、その中でも特に人気の高いテーマで、それぞれの特徴を活かして自分のビジネスに合ったテーマを選ぶと良いでしょう。
プラグインの入れすぎに注意
プラグインはサイト運営に便利ですが、入れすぎには注意が必要です。プラグインを過剰にインストールすると、サイトのパフォーマンスが低下し、ページの読み込み速度が遅くなることがあります。これが原因で、ユーザーがサイトを離れてしまうだけでなく、検索エンジンの評価にも悪影響を及ぼし、SEOで不利になる可能性があります。
適切にプラグインを選び、必要最低限のものだけを使用することが、軽快でSEOに強いサイト運営のポイントです。
サイトのセキュリティー防御について
WordPressサイトのセキュリティを強化するために、SiteGuardのようなセキュリティプラグインを導入するのは非常に有効な手段です。SiteGuardは、特にWordPressサイト向けに設計されたセキュリティプラグインで、簡単にセットアップでき、さまざまな攻撃からサイトを守ることができます。
以下に、SiteGuardの導入と設定方法、およびセキュリティ対策としてどのような機能を利用できるかを解説します。
1. SiteGuardとは?
SiteGuard WP Pluginは、日本国内でも人気の高いWordPress用セキュリティプラグインで、以下のような特徴があります。
- ログイン試行制限(ブルートフォース攻撃からの防御)
- ログインページの変更(標準のwp-login.phpからカスタマイズ)
- 画像認証(キャプチャ機能でログインのセキュリティ強化)
- 不正アクセス検知
- 管理画面アクセス制限
- ファイルの変更監視
これらの機能が簡単に設定でき、セキュリティの強化に役立ちます。
2. SiteGuardのインストール手順
2.1 プラグインのインストール
- WordPressの管理画面にログインします。
- **「プラグイン」→「新規追加」**をクリックします。
- 検索バーに**「SiteGuard」**と入力し、検索結果に表示された「SiteGuard WP Plugin」をインストールします。
- インストールが完了したら、**「有効化」**をクリックします。
2.2 初期設定
SiteGuardはインストール後、デフォルトの設定である程度のセキュリティを提供しますが、さらに強固にするためにいくつかのカスタマイズを行うことをお勧めします。
3. SiteGuardの設定方法
3.1 管理ページアクセス制限
ログインページのURLを変更して、wp-login.phpへの攻撃を防ぐのが重要です。
- **「SiteGuard」→「ログインページ変更」**に移動します。
- **ログインページのスラッグ(URLの一部)**を任意の文字列に変更します。
- 例:
https://example.com/myloginpage
- 例:
- 保存をクリックします。
この設定をすることで、攻撃者がデフォルトのログインページを特定することが難しくなります。
3.2 ログイン試行回数の制限
不正なログイン試行(ブルートフォース攻撃)を防ぐために、ログイン失敗回数を制限します。
- **「SiteGuard」→「ログイン試行制限」**に移動します。
- ログイン失敗回数をデフォルトから適切な値(例:5回)に変更します。
- アカウントのロック時間を設定します(例:5分間ロック)。
- 保存をクリックします。
これにより、ログイン試行の回数を制限し、ブルートフォース攻撃を防ぎます。
3.3 画像認証の有効化
ログイン画面にキャプチャ(画像認証)を設定することで、ロボットによる不正アクセスを防ぐことができます。
- **「SiteGuard」→「ログイン画像認証」**に移動します。
- **「有効化」**を選択します。
- 保存をクリックします。
これで、ログイン時に画像認証が追加され、さらにセキュリティが強化されます。
3.4 ファイル変更検知
WordPressのファイルが不正に改ざんされると、サイトが危険にさらされる可能性があります。SiteGuardは、ファイルの変更を監視する機能も提供しています。
- **「SiteGuard」→「ファイル変更監視」**に移動します。
- ファイル変更のチェックを有効化します。
- 変更されたファイルを通知する設定も有効にしておくと良いでしょう。
これにより、サイトファイルに不正な変更が加えられた際に通知を受け取ることができます。
4. その他のセキュリティ設定
4.1 管理画面へのアクセス制限
特定のIPアドレスからのみWordPressの管理画面にアクセスできるようにすることで、セキュリティを強化します。
- **「SiteGuard」→「管理ページ制限」**に移動します。
- 管理画面にアクセスできるIPアドレスを登録します。
- 例:自宅やオフィスのIPアドレスを指定して、他の場所からのアクセスを制限します。
4.2 通知機能
攻撃や不正アクセスの試行があった場合、メールで通知を受け取る設定を有効にしておくと、早期に対策が取れます。
- **「SiteGuard」→「通知設定」**に移動し、通知を受け取りたいメールアドレスを設定します。
- 通知条件を適宜設定し、保存します。
5. SiteGuardの利点と総括
SiteGuardは、WordPressサイトを多方面から保護できる非常に強力なプラグインです。以下の点が特に重要です:
- ログインページのカスタマイズで攻撃者の目を欺く。
- ログイン試行の制限でブルートフォース攻撃を防ぐ。
- ファイルの変更検知で不正アクセスや改ざんに対応。
- 画像認証やIP制限でさらに安全性を強化。
サイトのセキュリティを強化するためには、これらの機能をしっかりと設定し、継続的な監視と保守を行うことが必要です。SiteGuardは、これらの設定を簡単に行えるため、初心者から経験者まで幅広く利用されています。
これで、WordPressサイトのセキュリティ対策がより強固なものになります。
検索ジョイのチェックについて
コアウェイブバイタルについて
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